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2008 AUTOBACS SUPER GT 第9戦 FUJI GT 300km RACE ~決勝~

フリー走行 : 8位
決勝結果 : 5位

■開催日:2008年11月09日
天 候 : 小雨
観客動員数 : 決勝47,100人
監 督 : 坂東 正敬

■コース : 富士スピードウェイ(全長4.674km)
路面コンディション:ウエット
車 名 : ウェッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー : 織戸 学/阿部 翼
チーム : WedsSportRacingTeam with BANDOH
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天候:小雨  路面状況:ウエット  気温:9度  路面温度:10度

小雨の中、今年最後のSUPER GTレースが始まる。

スタートは昨日の予選をうまくまとめた織戸選手が担当する。
路面はウェット、各チームタイヤ選択に悩むが、坂東監督と織戸選手はスリックタイヤを選択する。近くのライバルたちはレインタイヤを選択するが、26号車のユンケルパワータイサンポルシェの谷口選手もスリックタイヤを選択していた。

気温と路面温度は低く、フォーメーションラップは2周となった。
スタート開始後、路面が乾きだし、トップの33号車ハンコックポルシェ、77号車クスコスバルインプレッサはウェットタイヤでスタートしているためタイヤ交換を余儀なくされた。
3LAP目には19号車ウェッズスポーツIS350はトップとなるが、2番手には直線の速い26号車ユンケルパワータイサンポルシェがすぐ後ろについていた。
19号車ウェッズスポーツIS350織戸選手は26号車ユンケルパワータイサンポルシェ谷口選手と15LAPに及ぶバトルを繰り広げ、18LAP目には富士の長いストレートで26号車ユンケルパワータイサンポルシェにトップ奪われてしまった。
19号車ウェッズスポーツIS350は懸命に追い上げるが、30kgのウェイトハンディを積んでいる為、ストレートスピードの速いポルシェには追いつけず、26号車ユンケルパワータイサンポルシェとの差が開いていく。 25LAP目には雨が降り出してきた。チームの作戦としては25LAP以降のピット作戦であった。タイムが落ち始めてきたが、織戸選手は30LAPまで走行し、ウェットタイヤに履き替えた阿部選手に代わった。
しかし、26号車ユンケルパワータイサンポルシェも30LAP、ウェッズスポーツIS350の後ろを走行している62号車ウィルコムアドバンヴィーマックも30LAP目にピットインをした。
コースに戻ったときは6番手、34LAP目にはほぼ全車ピット作業が終わっており、3番手まで復帰していた。

阿部選手も懸命に走行するが、路面温度にマッチしたタイヤを履いている31号車DOUBLEHEAD avex apr MR-Sが急速に接近してきた。
42LAP目には1コーナーでかわされ、4番手になる。5番手には雨に強い77号車クスコスバルインプレッサが猛追してきた。
1LAPごとに3秒も詰める77号車クスコスバルインプレッサは48LAP目には4位に浮上、19号車ウェッズスポーツIS350は5番手になった。
そして61LAPにフィニッシュラインを通過、暫定で5番手になり、今期のSUPER GTレースが終了した。
2008年度のチームランキングは11位、ドライバーズランキングは12位、新車を投入して開発しながらのシーズンとしては、ポールポジション1回、優勝1回と良いシーズンになったと思います。

チーム一丸となって戦い、スポンサー様からの温かいご支援、ファンの声援を励みに戦って参りました。心よりお礼申し上げます。また、来期は既に速さと強さを証明できたウェッズスポーツIS350でシリーズチャンピオンを目指し、邁進していきたいと思います。

今年1年、ご声援ありがとうございました。

織戸選手のコメント

スタート前、気温、路温も低く、タイヤ選択に悩みましたが、ヨコハマタイヤさんと話し合い、スリックタイヤで行くことになりました。
僕より、後はほとんどスリック。スタート5分前に急遽、マシンバランスをウェットよりにSETしてもらった。
スタート後2周目より、トップに立ち、すぐ後ろにユンケル。
ストレートで抜かれ、コーナーで抜き返す。この繰り返し。でも相手が谷口選手だったから、とてもスリリングな素晴らしいバトルで来ました。
とにかくすべる路面をプッシュして、走った。最高に楽しかった。
でもバランスを変え、スタートしたのと、ハードにプッシュしたので、いつまでも続かなかった。20周前くらいに、あっさり、抜かれました。
阿部選手がPITアウトする際、ミスファイヤでタイムロスをしましたが、阿部もミスなく頑張り、5位フィニッシュ。
今回のレースは、コンディション含めて、難しいレースだったと思います。記憶に残るレースはできました。IS1年目。
まだまだですが、チーム、そしてみんなの頑張りで、戦えるマシンです。
来季は1戦目から暴れることでしょう。応援ありがとうございました

阿部選手のコメント

難しいコンディションの中、織戸選手から渡されたポジションが3番手、このまま表彰台を目指し走りましたが、雨に強いインプレッサと路面にベストマッチしたMR-Sにかわされ、5番手のゴールでした。
今年1年、坂東監督、織戸選手、チームの方に助けられ勉強の1年でした。このチームで1年過ごせたのはとても楽しく、GTでの初優勝も取れました。
スポンサーさん、ファンのみなさんからの応援に少しでもこたえられた気がします。
来年もこのチームで走れたら良いと思います。応援ありがとうございました。

坂東監督のコメント

想通り26号車との勝負でした。
トップを守る織戸選手の熱い走りが見守っているスタッフも楽しむことが出来たと思います。
ピットストップでは再びトラブルが出てしまいましたが、無事、完走、入賞と言うことでホッとしています。
今シーズンは本当にたくさんのスポンサーおよび、ファンの皆様の応援のおかげでIS350を導入することができました。
本当に心から感謝しています。
IS350はまだ始まったばかりです。
今年を通過点として来年は必ずシリーズチャンピオンを獲りたいと思います。
今期同様、来年もご協力のほど、宜しくお願い致します。
1年は本当に早かった。

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