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マレーシア セパン Round4 ~予選~

開催日:2008年2008年6月20日?21日
■ コース:セパンサーキット(全長5.543km)
■ 天候:曇
■ 路面コンディション: ドライ
■ チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH
■ 車名:“WedsSportIS350” <GT300 ゼッケン19>
■ ドライバー:織戸 学 / 阿部 翼
■ 監督:坂東正敬
■ 観客動員数:5,500人

<<フリー走行>>
6月20日(金)

1回目(混走) 11時30分~13時00分
気温:31度 路面温度:40度 天候:曇 路面状況:ドライ
灼熱のマレーシアラウンドが始まる。火曜日から準備の為セパン入りしていたが、火曜日、水曜日とも激しいスコールが降ってきた。両日ともマレーシアとしては涼しく感じる。木曜日、阿部選手はレンタカー試走で初めてセパンサーキットを走る。今回のセパン戦は前回の富士500kmレースでのデータを基に、熱対策とアップデートを施し、万全の体制で乗り込んできた。

フリー走行1回目のスタートは織戸選手、まずはマシンの確認をしつつ3LAP目に2分12秒478を記録し、GT300クラス8番手のタイムを出す。その後、ピットインして各部の調整を行い、再度コースに出る。2分11秒445を記録しこの時点で“WedsSportIS350”は9番手のタイムだった。ピットインし、阿部選手に代わり、初めてのセパン走行となる。
自己ベストタイムは2分18秒278を記録した。最終結果はGT300クラス12番手で終了した。

2回目(混走/占有) 16時15分~18時00分
気温:32度 路面温度:44度 天候:晴 路面状況:ドライ
午後のセッションはセット変更に時間をかけ、開始10分後に織戸選手がスタート。 変更したセッティングが決まり、2分9秒988を記録し4番手のベストタイムを出す。その後、阿部選手の走行となり8LAPの連続走行でベストタイムは2分11秒826を記録した。午後のフリー走行混走時間が終わり、今日は最後の走行時間GT300クラス占有時間が始まる。
コースインしたのは織戸選手。 2分9秒640を記録し、6番手のタイムを出すが、残り5分のところでタイヤを交換。 最後に出したタイムが2分8秒797を記録し、2番手に浮上した。 トップタイムは4号車EBBRO UEMATSU 320Rで2分8秒638だった。
トップ10台のタイムが1秒以内の接戦だが今回もスーパーラップ進出を目指して行く為、メカニックは日付の変わる時間まで作業をしていた。

<<公式予選>>
6月21日(土) 1回目11時00分~11時20分(GT300) 11時40分~12時00分(混走)
気温:30度 路面温度:37度 天候:曇 路面状況:ドライ
□GT300占有走行
セパンらしい午前中の予選は11時からGT300がスタート。“WedsSportIS350”は織戸選手がアタックする。3LAP目に2分8秒413を記録しトップに立つ。その後、阿部選手に代わり2分10秒697を記録し、予選通過となる。GT300占有時間は4番手で終了しスーパーラップ進出となった。 トップタイムは77号車クスコダンロップスバルインプレッサで、2分6秒930を記録、荒れた路面コンディションの中、AWDの特性を活かし2番手81号車ダイシンアドバンZに1秒以上のタイム差を見せ付けた。

□混走
混走時間は阿部選手の慣熟走行となり、2分10秒299を記録し自己ベストタイムを叩き出した。

2回目 16時00分~16時15分(GT300)
気温:32度 路面温度:43度 天候:曇 路面状況:ドライ
スーパーラップ進出が決まっている“WedsSportIS350”は織戸選手がスーパーラップのための確認走行となる。2LAP目に2分9秒350を記録し2番手に、その後フロントタイヤを交換し、皮むきタイヤを作り、最終結果は5番手となった。

<<スーパーラップ>>
16時35分~(GT300)
気温:32度 路面温度:43度 天候:曇 路面状況:ドライ
予選1回目4番手タイムを記録した“WedsSportIS350”の走行順は7番目。10番手タイムの31号車APRからスタートする。 31号車のタイムは2分9秒363でこのタイムが基準タイムとなる。

6番目に走行する43号車ARTAガライヤが、2分8秒251を記録し暫定トップになる。7番目走行の“WedsSportIS350”は織戸選手がアタックを担当、マシンの挙動を乱す場面もあったが、 2分8秒237を記録し暫定トップに躍り出る。 予選1回目で“WedsSportIS350”よりタイムの良かった11号車ジムセンターフェラーリF430は2分8秒283、予選1回目2番手タイムだった81号車ダイシンZは2分8秒369で暫定2番手、予選1回目トップの77号車クスコダンロップスバルインプレッサ走行まで“WedsSportIS350”は暫定トップでだったが、予選1回目同様荒れた路面に強いAWDインプレッサは2分7秒154を記録し、2番手タイムの“WedsSportIS350”に1秒以上のタイム差をつけてポールポジションを獲得した。“WedsSportIS350”の結果は、2番手タイムだったが、フロントロウから明日の決勝をスタートする。“WedsSportIS350”が完成してから2戦目のセパンもスーパーラップに進出し、ポテンシャルの高さが際立った。

「決勝も熱い戦いになりそうだ!」

織戸選手のコメント

富士で完走して改良点を出し、メカニックが船積みまでに対策してくれて良い車が出来ました。 細かいトラブルは出ましたが、現地で対策して車は良い方向に進んできてます。 そのおかげで予選2番手を取ることができました。車のポテンシャルの高さを確認できました。他のチームに“WedsSportIS350”の存在をさらに大きく感じさせたと思います。 チーム、ドライバー、タイヤメーカーがひとつになって出した結果だと思います。

阿部選手のコメント

初めて走ったセパンの印象はコースレイアウトが好きなコースのひとつになりました。予選ではコースアウトすることもありましたが少しずつコースに慣れてきて走るごとにタイムアップでき、決勝に向けての良いシミュレーションが出来たと思います。

坂東監督のコメント

本当に時間の無い中、凄く良い状態にメカニックは車を仕上げてくれました。まだ車の状態は80%、その中での2番手というポジションは満足しています。今回のレースは77号車がかなり速いですが表彰台に上がれるポジションなので明日を楽しみにしています。

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